産前産後の健康管理に力を入れています。
「はり・灸」は、産前産後の健康管理に効果的です。
定期的な施術をすることによって産後の回復を高め、子育てに余裕を持てるようになります。
お子さんがいて外出が困難な方、産前産後で体調が悪い方は往療もいたします
不妊でお悩みの方もご相談ください。
当院の得意とするはり・灸治療の効果
流産の予防(不妊治療中の方)
妊娠悪阻(つわり)の軽減
体調不良改善
骨盤位(逆子)の予防、改善
妊娠高血圧症候群(高血圧、尿タンパク)の予防
浮腫(むくみ)による体調不良の改善
予定日超過の予防
良いお産ができるよう手助け(安産のお灸)
産後の下腹部、骨盤のゆるみを改善、体力の回復

産後の回復が良くなるためにも、産前の施術を重要視しています。
産婦人科、助産所などの定期検診と合わせて、ご利用ください。

骨盤位(逆子)の予防と改善
妊娠7~8ヶ月頃にお腹が張りやすくなり、検診で逆子がわかることはよくあります。「逆子体操をしてもなかなか治らないし、できれば自然分娩で帝王切開はしたくない。」という方は、早めの施術をお勧めします。
逆子が治りにくい原因として、手足の冷え、内臓の冷え、お母さんがお産へ向けて緊張感がある、体の緊張が抜けない、などがあります。そのため子宮が緊張し、子宮が硬くなり赤ちゃんが動く余裕がない、赤ちゃんの居心地が悪い、などが起こりやすくなります。
「はり・灸」治療で冷えを改善し、内蔵の疲労をなくすことで、安産の確率も高くなります。

予定日超過の予防
予定日超過、破水した、微弱陣痛でお産がすすまない、体力を消耗してお産がすすまない、という方も「はり・灸」治療の適応です。「陣痛促進剤を使わず自然なかたちで陣痛を迎え、出産がしたい。」という方は、産前からの継続的な治療が効果的です。
当院では、近隣の助産所などにも出向いて助産師さんとも協力し、「はり・灸」治療でお産の手助けをします。

子育てママさんを応援します。(往療)
「はり・灸の治療を受けてお産や産後に備えたいけど、上に小さい子供がいて、なかなか外出もできないし通えない。」という方には、ご自宅での往療もいたします。
女性スタッフも常勤していますので、安心して施術を受けていただけます。
往療範囲は、瑞穂区、昭和区、熱田区、南区です。(距離によって交通費が500~2000円程度かかります。)詳しくはお問い合せください。

東洋医学からとらえた「不妊に鍼灸が効果を発揮する」理由
現代医学の発展はすばらしく、人工授精や高度生殖医療(ATR:Assisted Reproductive
Technology)を受けて無事出産される方もいらっしゃる一方で、人工授精や高度生殖医療を受けていても、なかなか子宝に恵まれないという方もいらっしゃいます。
現代医学では主に排卵を助けたり受精段階を助ける医療ですが、鍼灸治療では「着床しやすい子宮内の環境づくり」「妊娠を継続しやすくする」「良い卵がつくられるよう母体の内部環境を整える」ことに効果があります。
近年では、鍼灸治療により、子宮内膜の形状(厚さ)や子宮・卵巣の血流改善がされたという学会での報告や新聞記事も見られます。これは東洋医学独自の生理学として、五臓六腑の働きを補い、経絡(身体の中で気・血・水の流れる道)を通して気・血・水を巡らせるという考え方があるからです。例として、気の流れを整えることで、ストレスや自律神経の不調を整えたり胃腸虚弱や下腹部の冷えを改善し、栄養の吸収、血液そのものの充実や循環の改善をはかり、母体の内部環境を整えることが挙げられます。
人工授精や高度生殖医療を繰り返すことで、心理的、身体的、経済的、社会的に負担を抱える方も多いと聞きます。当院では、西洋医学と東洋医学の両面からの治療で、より効果を上げることができると考えています。かかりつけ医の治療ペースを乱さないよう心がけ、患者さんの負担が過度に増すことがないような治療内容・ペースとしております。ご不明な点や詳しい内容は、お気軽におたずねください。
子育てママさん・妊婦さんへ
これまで、たくさんの妊婦さん、産後のママさん、お子さんの施術をさせていただいていますが、感じるのは、子育てママさんは本当に大変だということです。ご主人の帰宅が遅い、「じぃじ」「ばぁば」に手伝ってもらえる環境にないなど……。核家族化している現代では、ママさんが一人で奮闘し、心身ともに疲労しきっている場合も少なくありません。私たちの施術で心と体の疲れを緩和し、子育てに行き詰っている方も、余裕を持てるようになればと思います。
また、施術に来ていただいた方やお子さんから、私たちが教えていただくこと気づかされることも多くあります。
私は妻の出産に2回立ち会いましたが(直前まではりと灸をしました)、子供が産まれ、改めて出産や子育ての大変さ素晴らしさを実感し、勉強させてもらいました。これからも一人の親として治療を通じ、みなさんと一緒に成長していくことが、私の目標です。不安なことや気になることなど、お気軽にご相談ください。

院長 林 智宏